2017年12月28日

臨済宗に関していろいろと知っておこう

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臨済宗という宗派の名前を聞いたことがあるという人も、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。この宗派は中国禅宗五家の一つであり、唐の禅僧の臨済義玄によって開かれたと言われています。禅宗での血脈相承のことを法嗣と呼びますが、この法嗣とは師匠から弟子へ戒律や教義などを伝えることであり、師匠のすべての人格の伝承を通じて行われるということで非常に重要だとされています。

経典などによる教えの枠組みがないので、禅宗は時代の移り変わりとともにさらなる広がりを見せているのが特徴です。これらを遡った先の起源は釈迦です。釈迦が説いた正しい教えを伝えたのが、直接釈迦から教えを受けた迦葉、阿難陀であり、達磨大師が禅宗の祖となったというわけです。

やがて中国における禅宗は北宗と南宗に分かれましたが、法嗣は現代に至るまで脈々と受け継がれている言えます。日本に禅が渡来してきたのは、いくつかの説があるのでいつかということはわかっていません。日本に渡ってきた禅は四十六伝あって、そのうち流派を成すことができたのは二十四派です。日本で初めて臨済禅を伝えたと言われているのは栄西ですが、すでに他の派の禅が日本に渡っていたかもしれないということも考えられています。それでは、臨済宗の葬儀の流れを知っておきましょう。葬儀の中では正式に仏の弟子になるために授戒と故人を仏の世界に行かせるための引導が重要視されています。引導のあとは剃髪から山頭念誦があって終わりとなります。


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