葬儀や通夜に参列するときは、マナーを守ることが大切です。服装やメイクでは失礼のないよう気をつけたいところですが、日本の葬儀では焼香が行われることが一般的です。葬儀は頻繁に参加するものではありませんし、最近は家族葬などより小規模な式が選ばれる傾向もあり、参加する回数は減少気味です。
それゆえに、マナーを忘れてしまうということも少なくありません。作法を忘れてしまった場合は、マナー本などで確認しておくと安心です。マナー本がないという場合も、ネットなどで手軽に情報を得ることもできますし、動画で正しい作法を確認しておくのも良いでしょう。
宗派によってもやり方には多少の差はありますが、仏事では粉末状の香を焚くのが正式です。焼香台に進むときは、手前で家族に一礼することを忘れないようにします。右手左手どちらでするのかでも悩むところですが、焼香の際は左手に数珠をかけて右手でお香をつまみます。
そして、額のところでおしいただき、香炉に静かに落とします。その後は合掌をすることも忘れないようにします。席に戻るときも、遺族に一礼するようにしましょう。最近では立って行うことが多くなっていますが、座って行う場合も作法は基本的に同じです。