日程以外を決めるのは喪主です。喪主としての心構え、事前相談、業者選びなどを行なってきたとして、あなたの頭のなかには葬儀に対してのこだわり、希望なども出てくるはずです。業者にあなたの希望を伝えることができるでしょうか。
どんな形式を望み、どんな時間を過ごし、どこで行うのかをしっかり伝えるにはパートナーと一緒にとことん打ち合わせをする他にありません。事前相談にしても、弔問客数、形式、場所、こだわりたい内容、そして予算を念頭に置くことがポイントになります。
さらに、伝える順番を意識してみましょう。もし、危篤といった緊急事態であるなら、予算を最初に伝えることが望ましいようですが、看取りまでまだ時間がある場合、予算を考えるより、まずは希望内容を伝えます。そこから担当者に詰め寄り、できること、できないことのアドバイスをもらいましょう。
喪主となるなら、誰よりも故人を理解しているはずで、希望も沢山あるでしょう。希望内容の可能、不可能というのは、決して喪主が考えてはなりません。できないこともあるのは事実、それでも勝手に判断せず、常識に囚われることなく、まずは担当者に伝えましょう。
その内容で見積もりを作成してもらい、それを参考にしながら、支払うのに無理のない範囲でおおよその予算を決め、予算オーバーするものを算出します。そこからは、優先順位付けで改めて打ち合わせをしますと、納得できる葬儀に仕上がります。