葬儀の際には、ヘア飾りやネックレス、ピアスなどを装着するのはマナー違反とされています。派手な腕時計も外したほうが無難です。しかしながら真珠のアクセサリーのみ着けることが許されています。真珠は「月の涙」と呼ばれることがあり、葬儀のアクセサリーとして認められるようになりました。
ただし小さめのサイズで、色は白や黒、もしくはグレーのものを選びます。バロック型の真珠アクセサリーは控えるようにしましょう。真珠のアクセサリーで女性が喪服に合わせて着けることが多いのが、ネックレスです。葬儀では、ネックレスは一連でなければなりません。
二連にしてしまうと、ネックレスを重ねることから「不幸を重ねる」という意味合いになるからです。40㎝程度の長さのネックレスが、葬儀の際にはふさわしいです。派手に見えないように、長さにも注意しましょう。真珠以外にも、オニキスや黒曜石のアクセサリーであれば装着してもかまわないという考え方もあります。
また結婚指輪に関しては、着けていてもかまいません。基本的に葬儀では、靴やかばんも光沢があるものは禁じられています。結婚指輪も煌びやかな光るものであれば、外すほうが良いです。和装の場合は、アクセサリーは装着しないのが一般的です。