葬儀は、宗派によってマナーが異なります。そのため、葬儀に参列する際は、自分が参列する葬儀の宗派を事前に確認したうえで、その葬儀に合うマナーをしっかり覚えておくことが大切です。たとえば、キリスト教に関するマナーです。
服装や作法など、一般的な仏式の葬儀とは違いますので、初めて参列する人は特に気をつけなければいけません。まず、キリスト教の葬儀は、教会で執り行われるのが一般的と言われています。服装に関しては、仏式の葬儀と同じくブラックフォーマルを着用するのが基本です。
バッグや靴、ストッキングなども黒い色に統一し、アクセサリーや時計といった華やかな装飾品は避けるようにしましょう。そして、葬儀中は聖歌や讃美歌を歌う場面があります。ただ、この歌は全員が歌わなければいけないという決まりはありません。
強制ではありませんので、聞いているだけでもよいと言われています。また、仏式と最も大きく違うのが、キリスト教では仏式で行う焼香がないことです。その代わりに行うのが献花です。祭壇の前に行き、お花を献花台に置きます。
献花に使われるお花の種類は、カーネーションや菊など茎が長いもので、白い色のお花と決まっています。献花にも作法があり、初めての人は戸惑ってしまう場合がありますので、事前にしっかり作法を頭に入れておきましょう。