2020年01月28日

ここは個人で選べない最期の場所

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日本の現代社会ではほとんどは葬儀で土葬を禁じられているので、どうしても火葬場を利用せざるを得ない状況です。この火葬場は日本全国各地にありますが、そのほとんどは市町村運営の公営で、純粋な民間会社が運営しているのは東京くらいしかありません。

さてここを利用するには事前予約というのをしなければなりません。というのは予約なしで受け付けると状況次第では一気に多数の遺体が搬送されて周辺駐車場や建物内が混雑して何日も待たされてしまうからです。そのため予約を受け付けていますが、ここの予約はご遺族自身が決めることはできず、葬祭業者に任されてしまいます。

この予約は以前は電話受付だったのですが、今では多くがインターネットサイト予約となっています。葬祭業者はこのサイトへアクセスしてIDとパスワード入れてログインして状況がどうなっているかを確認したうえで予約となります。

もう1つの特徴的なことは火葬するには燃料代や清掃代などの経費がかかります。これらの費用は全国一律ではなくて各市町村の火葬炉の規模や利用状況などによって変化します。そのため高い地域もあれば安い地域もあります。

さらにこの利用料金はできるだけ地元利用の促進を図るために、住民票がある地域の人は割安に利用できるのに対して、住民票のない他所者は高めに設定されています。けど公営火葬場の大半は東京の純民間会社運営の約59000円よりかは地元利用者はほとんど安くなっているし、他所者に対してもこれより高いのは一部の都会に近い地域など少数で、他は安めに設定されていたりします。


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