キリスト教の葬儀に参列するときは、大まかな流れとマナーを頭に入れておけば失敗することがありません。まず、キリスト教の葬儀は教会で行われるのが一般的です。参列するときの服装は仏式と同じもので特に問題はありません。
喪服を着用して、バッグや靴、ストッキングも黒を選び、派手なアクセサリーや時計は避けるようにしましょう。また、香典はありませんが、その代わりとして御花料を包みます。包む金額は香典と同様に自分の年齢や故人との関係性で異なりますので、マナー本やインターネットで確認しておきましょう。
そしてもう一つ覚えておきたいのは、焼香がなく、献花が行われるという点です。祭壇に白のカーネーションや菊を捧げるのですが、焼香と同じように正しく行うことが重要です。花を両手で受け取ったら、遺族に一礼してから献花台に進んでいきます。
そして、茎を祭壇に向けて献花台に捧げましょう。花を持つときは、右手で花側を持つのがマナーです。花を捧げたら、一礼してから黙祷をし、前を向いたままの状態で数歩下がって、遺族に一礼してから静かに戻ります。献花の流れと作法が頭に入っていれば慌てることがありませんので、社会人になったら勉強しておくとよいでしょう。