通夜・告別式・火葬というように、葬儀が終わった後に遺族がやることは、事務処理、挨拶、諸手続きなどです。例えば、火葬後の精進落としが済んだら、世話役から事務を引き継ぎます。香典と香典帳、会葬者名簿や供物帳などから、領収書や請求書を受け取ります。
宗教者への謝礼は、葬儀が終わった後、翌々日までに出向いて渡しましょう。挨拶まわりは初七日までに、喪主が宗教者、世話役、お世話になった人のところに出向きます。香典返しをしてから、名義変更や身分証の返却や解約、公的年金の手続きなどを行います。
諸手続きを行う前に期限や必要書類をよく確認し、効率よく行動しましょう。ちなみに、名義変更には葬儀後に行うものと、遺産分割協議が確定してから行うものがあります。さらに一定期間喪に服するものの、その後にやることは、忌明けと法要です。
施主が指揮を取って準備を行いましょう。ちなみに、納骨は法要の期日に合わせて行うのが一般的です。すでにお墓がある場合は四十九日までに済ませます。また、日々の供養も大切ですから、お墓参りもしましょう。滞りなく手続きなどを済ませてから、円滑な遺産相続を進めることにもなります。相続するにも、基礎知識が必要ですが、揉め事を避けるには弁護士に介入してもらうのが一法です。