葬儀の供花については、あらかじめ用意されている物も少なくありませんが、葬儀に参列できなかった人が供花を墓前に捧げたいからと連絡をして、会場や祭壇に配達することは珍しくありません。特にどれくらいの費用を掛けたらいいのかと悩む人も多いですが、どれくらいの料金なのかあらかじめ比較をして、予算の許す範囲内で提供をするといいでしょう。
一般的な相場としてあげられているのは、1万円から3万円前後です。花輪を送る場合には2万円前後とされていますが、宗教や宗派によっては喜ばれないため、注意しましょう。なお、供花はスタンドを立てると価格が高くなることや、カトリックの場合は飾る風習がないため、遺族の自宅に送ることとなることを忘れないでください。
ただし、キリスト教の式の場合、どちらか確認することが難しい場合もあるでしょう。その場合には後日フラワーアレンジメントを送ることで、亡くなった人への哀悼の気持ちを表現できるといわれています。なお、当日に間に合わない場合には、初七日から四十九日の間に後飾り用の花を贈ることで、代わりとすることが可能となります。
必ずしも白で統一する必要はなく、亡くなった人への哀悼や遺族を慰める意味でも柔らかいパステルカラーの花を贈るといいでしょう。