自分の両親や祖父母の名前を知らない逃避とはいないはずですが、その戒名を知っているという人は少ないです。それでも、仏式葬儀のほとんどは仏教徒でなくても亡くなると戒名を持ちます。好き嫌いにかかわらず付けなければならないと考えているからです。しかし、この戒名は日本だけの風習で、日本以外の仏教徒からは変な目で見られています。
もともと戒名は仏の道に入る前に授かっていたもので、仏門の戒律を守るという意味で戒名と呼ばれていました。当然、生きているからこそもらえるというのが常識でした。しかし、現在では人が亡くなると御代を支払い戒名を買います。葬儀社に金額を聞いて支払うことがほとんどです。
もちろん戒名に価値を感じる人もいて高額だろうが有難いという人もいます。しかし、根拠がはっきりしない戒名の代金に疑問を感じている人は多く、最近では僧侶が戒名のほしい人に無料で提供することも増えています。