仏壇へのお参りをする機会があまりないという場合には、手を合わせることが適しているのかやタイミングなど、どのような作法なのかで頭を悩ませてしまうのではないでしょうか。作法は宗派によって異なるケースもありますが、基本的な手順は同じです。
まずは仏壇の前に正座をして、位牌ではなくご本尊に一礼しましょう。そしてお供え物をします。その後には線香やロウソクに火を灯し、合掌してお経を唱えます。そして最後にもう一度一礼してから下がるというのが基本的な流れとなっています。
ロウソクの火を消す時には、吹き消すのはマナー違反であり失礼にあたるので、手であおいで消しましょう。火消し用の道具が置いてある場合には、それを使えば問題はありません。ご仏前やお菓子などを持参した場合には、家族に備えることを伝えるためにも、声かけてからお供えするべきです。仏前にお参りすることを前提に訪問した場合には、お菓子や果物などの供えものを持参することになりますが、腐りやすい生ものを避けるのはもちろんのこと、いくら故人が好きだったからと言ってタバコなども避けるようにしなければなりません。備える向きなども考え、マナー違反にならないように注意しておきましょう。