黒の喪服は完ぺきに着こなしても、足元まで葬儀のマナーを守ることも大切です。基本的に選ぶべき靴は黒色であり、素材は本革や合成皮革に布地など、明るいパステルカラーなどは選びません。色さえ黒を選べば何でもよいわけではなく、派手なデザインのタイプは不向きです。冬であっても黒なら良いだろうと、近年流行りのブーティーを履いたり、黒でもブーツを選ぶことはしません。歩くのには楽ですが黒でもスニーカーはNG、夏であっても女性が好むミュールやサンダルなども避けることです。
亡くなった方との最後のお別れの時間となる葬儀に参列する際には、服装や髪型などをその場に合ったものにする必要があります。葬儀のアクセサリーに関しても、その場にそぐわないものは避けるようにしなければなりません。真珠のネックレスは、お葬式に限らずさまざまな冠婚葬祭で使うことができるアクセサリーです。そして弔事のときに付けて良いアクセサリーは、結婚指輪以外は真珠のネックレスのみといわれています。もしまだ持っていない野であれば、用意しておくと色々な場面で役立つためおすすめです。
大人として恥ずかしい思いをしないためにも、社会人になったら葬儀のマナーを覚えておかなくてはいけません。中でも焼香のマナーや作法が頭に入っていないと、葬儀に参列したときに慌てたり不安を感じてしまいます。正しいマナーと作法を頭に入れてから葬儀に参列すれば、不安を感じることなく落ち着いて故人を偲ぶことができます。基本的なやり方は、まずは右手の親指と人差し指、中指で抹香を少量つまんで、手を額の高さまでかかげます。
葬儀の中でも一般ではなく、家族葬を検討している方へお教えしたい事があります。家族葬の場合、親族や身近な方だけでゆっくりと故人をしのびながらお別れをすることが出来るだけでなく、周りの方に気を遣わずゆったりとした気持ちで送り出すことが出来るのがメリットです。ただ、ここ最近、ウイルス感染などがあり三蜜の環境にならないためにあえて家族葬を行っている方もいます。そこで、家族葬にされる方が増えてきているもの事実です。