仏教の伝来とともに日本に伝わったとされる香ですが、その中でも焼香は御仏が住まわれる浄土の世界に漂う香りとされます。またこの特別な香りが隅々まで届くことによって、すべての人に平等に仏の慈悲が与えられるとも言われています。そんな焼香は宗派によって作法が異なり、仏教であればどの葬儀でも同じとは限りません。例えば日蓮宗や真言宗では3回つまんで額に押しいただきますが、浄土宗は自分の身を清めるためにおこなうため、額に押しいただくことをしないのが特徴です。
やはりせっかくお金を支払って葬儀を展開してもらうのであれば、間違いのないサービスを展開してくれる、良心的な業者を選ぶことが大事だといえます。そのようなハイレベルな業者に関してこれから探るつもりでいるなら、冠婚葬祭関係の情報を最低でも見逃さずにチェックできるようにしておくべきです。今まで全く調べたことがないのであればなおのこと、素人判断を避けるといった目的で、とりあえず経験者の話を探るようにしておいた方が良いでしょう。
お葬式の時には、一般的に言われているマナーを守ることで、周囲から浮いてしまったり、悪目立ちするということを避けることができます。特に、気をつけておきたいのが女性の葬儀のアクセサリーについてです。既婚者の場合、結婚指輪はしていても問題ありません。それはマナーの範囲内であるとみなされるため、わざわざ外していくという面倒なことをする必要はないです。しかし、それ以外のアクセサリーとなると、お葬式の場合にはパールのアクセサリー以外は、マナー違反になってしまうので注意が必要です。
葬儀では、予想以上にたくさんの会葬者が足を運ぶこともあります。今は、会葬礼状と共に香典返しも配ることが一般的ですが、足りないことも珍しくありません。この場合、葬儀後に改めて郵送してもいいのですが、十分と思える数より多めに用意しておけば、残りは訃報を後々聞きつけて自宅へ訪れる方々へ渡すこともできます。線香代として受け取っても安心です。もちろん、余った分は返品も可能です。また、葬儀もコンパクトになり、案内に『故人の遺志により、香典は辞退させていただきます』と伝えられる場合があります。