葬儀は、宗派によってマナーが異なります。そのため、葬儀に参列する際は、自分が参列する葬儀の宗派を事前に確認したうえで、その葬儀に合うマナーをしっかり覚えておくことが大切です。たとえば、キリスト教に関するマナーです。服装や作法など、一般的な仏式の葬儀とは違いますので、初めて参列する人は特に気をつけなければいけません。まず、キリスト教の葬儀は、教会で執り行われるのが一般的と言われています。服装に関しては、仏式の葬儀と同じくブラックフォーマルを着用するのが基本です。
最近葬式をできるだけ安上がりで済ませるために家族葬というのが大流行してきています。葬式マナーに照らし合わせれば、家族葬が許される場合と、許されない場合があるみたいです。許される場合というのは、その動機です。天国に召されていった故人を身内だけでゆっくりと送り出したいという動機であれば合格です。ただお金を節約するという動機は不合格ということになります。葬式を安上がりで済ませる方法は家族葬だけではありません。
葬儀が終わった後にはやることがたくさん待ち受けていて、予想するよりもたくさんの手間と時間がかかることを実感するかもしれません。まずは葬儀代金の支払いを済ませなければなりません。次は市町村役場へ出かけて故人の戸籍を除籍するための手続きをしなければなりません。これが終わると故人の所有していた預金口座や携帯電話や車などの所有物を解約や名義変更するなりする手続きが必要です。さらに故人が家の登記人であれば登記の名義変更をしなければなりません。
宗教によってもお香典の表書きの書き方には違いがありますが、御霊前と御仏前の違いも抑えておくといざというときに慌てません。仏式のお通夜や告別式などに持参するのは御霊前であり、香典として現金を包むのが一般的ですが、場合によっては御供物に使うケースもあります。経済的に故人の遺族をサポートするのも香典に含まれる本来の意味であり、プライベートだけではなく仕事上の付き合いでも、お葬式やお通夜には持参するものの一つです。