現在の葬儀のスタイルも昔と比べるとかなり変わってきています。かつては、お通夜と告別式といった流れが一般的でした。しかし、近年はその葬儀スタイルに変化が起きています。お通夜も告別式も行わずに火葬場に直行して火葬するといった直葬というスタイルもあれば、お通夜を行わずに告別式だけを行うといった一日葬というスタイルもあります。仮に一日葬で葬儀をしたい場合には、その葬儀スタイルを取扱っている葬儀会社に頼むことになります。
葬儀の前の日にはお通夜がありますが、お通夜終了後には食事の席となる、通夜ぶるまいで軽い食事を食べるのが一般的です。弔問客を喪主や遺族が、用意をしたお酒や食事を提供しておもてなしをしますが、これは故人を見送るための思い出の場所でもあります。地域により夜ぶるまいの形式には若干の違いはありますが、現代では簡略化されることもしばしばです。昔のように弔問客にお酒やご馳走をふるまう形ではなく、お酒と折詰を弔問客には渡して持って帰ってもらい、通夜ぶるまいは遺族だけで行うことも多くなっています。
故人との最後のお別れの儀式にあたる葬儀はやり直すことができないため、安いから、大手だからなどの理由で選んでしまうと失敗につながる可能性があります。失敗しない葬儀会社の選び方としては、まず第一に複数の業者に見積もりを取るようにしましょう。複数の業者から見積もりを取ることによって、価格の妥当性やスタッフの対応力、それぞれの長所や短所などを知ることができます。業者から見積もりを取る場合には、葬儀に必要となるものを一つずつ加算していく積み上げ方式、必要な項目がある程度パックになっている方式のどちらかであることがほとんどです。
人が無くなると葬式など費用がかかることがたくさんあります。儀式関連などは最初に用意しなくてはいけないものになりますし、追加オプションをつけると更に高くなっています。もちろん、亡くなった人に対する気持ちでもありますので、残された遺族がどのようにしていきたいかによって違ってきます。その他にも参列者におもてなしや司式者様への謝礼などがあるために、まとまったお金が必要となります。今では価値観が昔と違って大きく変ってきたことから葬儀をやらないで、お別れ会などの会費制にして分かれの儀式にしているところもあります。